こころを助けるコラム なぜガリレオガリレイは宗教裁判にかけられたのかパート2
パート1で一神教=ユダヤ教・キリスト教・イスラム教 の説明しましたが、この3つの宗教の信徒を合わせると、世界人口の半数を超えます。
つまり、人類の半分以上の人は
「全宇宙や我々人類は、唯一絶対神(=各宗派により父なる神、主、アッラーと呼ばれる存在)によって、創られた」
というのが、世界や人間について考える上で、大前提なわけてす。
タイトルに話を戻しますと、キリスト教の世界観では、全宇宙、つまり地球も太陽も、
神が創造し、今ある形に配置したわけです。
なので、地動説と天動説との対立は、
「神は、地球と太陽とで、どちらを中心に配置なさったのか」という、
神の行動・神の意思に対する、意見対立となるわけです。
ちなみにガリレオガリレイ自身も熱心なキリスト教徒であり、「自然とは、第二の聖書である」と、
完全に一神教の世界観を前提にした言葉を残しています。
(パート3に続く)