こころが助かるコラム 進化論のよくある誤解 ヒトも生き物も欠陥だらけパート1
進化論でいうところの「進化」とは、決して「進歩」の意味ではありません
これは私も誤解していました。
どうしても「進化」というと、能力が上がったイメージや、パソコンやソフトのバージョンアップ版を考えてしまいますよね。
でもそうではないのです。
あれは、
「たまたま偶然やあるいは病気で、それまでとは異なった要素が生じて、それが受け継がれてた際に、
たまたま偶然で生じた自然環境や、他の生き物でもたまたま生じた変異との関係で、
たまたま有利な状態となった要素が、たまたま生き残って、現在に至る」
これだけの事なのです。すべては偶然の重ね合わせだと。進化論は、「変化論」とでも呼んだほうが適切かもしれません。
キリンの首が例としていいですね。たまたま首が長〜いほうが有利になって生き残ってますが、あんな首が長いとかえって不利になる環境も想像できます。
あと、あんなに強かったはずの恐竜が地球から絶滅した時に、どう見ても恐竜よりも弱そうなネズミだった哺乳類が、たまたま生き残ったおかげで、我々はいま地球にいるのですから。
(パート2に続きます)